2025年7月22日から26日にかけて、韓国・済州島で「第3回済州国際舞踊祭」および「第1回済州アジア太平洋国際舞踊コンクール」が開催されました。ダンサーズキャリアサポート（DCS）は、韓国のパートナー団体である「ダンサーキャリア転換センター（DCDC）の招待を受け、参加いたしました。
本舞踊祭は済州特別自治道の支援を受けて開催され、韓国、ポルトガル、スペイン、リトアニア、日本を含む8か国から舞踊家が集結しました。理事長を務めたのは、元韓国国立バレエ団芸術監督のパク・インジャさん。芸術の島・済州から世界へ舞踊芸術を発信する国際的な舞台となりました。
DCSは、協賛会員である株式会社アトリエヨシノ様の所属ダンサー・齊藤里桜さん、衣装デザイナー・豊川まりなさんと共に参加しました。お二人は見事プリプロフェッショナル部門で金賞を受賞し、アトリエヨシノの衣装は舞台を一層華やかに彩りました。また、韓国芸術総合学校舞踊院前院長のキム・ソンヒ先生によるワークショップにも参加し、世界的ダンサーを多数育成してきた指導に直接触れる貴重な機会となりました。
現地では観客や関係者から「日本からの参加をとても嬉しく思う」「来年はさらに多くのダンサーに参加してほしい」と熱烈な歓迎を受けました。今後は、協賛会員であるJapan Ballet Competition様がコンクール実行委員会と協定を結び、来年に向けた参加募集を進められる予定です。
済州舞踊祭は、地方自治体が中心となり、観光と芸術の共生による地域活性化を目指す新しい文化モデルです。今回の参加は、日本のダンサーが国際舞台で成果を収めるとともに、DCSの国際ネットワークをさらに広げる大きな一歩となりました。
この経験を糧に、DCSは今後も国際的なネットワーク構築を拡大してまいります。10月にはカナダ・トロントで開催されるIOTPD国際会議およびDTRC40周年記念事業に参加予定です。引き続き、皆さまのご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
