この助成金で「何ができるのか」
本助成金は、プロダンサーが引退後に新たなキャリアへ移行するための「再訓練・学び直し」を支援するものです。
たとえば、以下のような内容が対象となります。
- 大学・専門学校・教育機関での再教育・再訓練
- 新しい職業に向けた研修・トレーニング
- キャリア転換に必要な資格取得
- ダンサー引退後の職業に直結する学習プログラム
⇒「ダンサーから次のキャリアへ移るための準備」にかかる費用が支援対象です。
2025年助成金取得者

2025年の助成金取得者は、Zen JeffersonさんとThierry Jaquemetさんです。
Zenさんは、この助成金を活用して University College Cork にてサウンドデザインを学び、更なる創作活動に向かわれています。
Thierryさんは、チューリッヒ芸術大学での学びを通じて、スイスにおけるダンサー支援体制の強化に取り組まれています。
助成金を提供する団体について
この助成金を提供する IOTPD(International Organization for the Transition of Professional Dancers) は、プロダンサーが現役引退後の人生やキャリアへ円滑に移行できるよう支援するNGOの国際ネットワークです。
助成金の背景
本助成金は、IOTPDの創設者であり、ローザンヌ国際バレエコンクールの創設者でもあるPhilippe Braunschweig(フィリップ・ブラウンシュワイグ)氏への敬意を表して設立されました。
ダンサーは国際的に活動することが多く、複数の国をまたいでキャリアを築いてきた結果、引退後のキャリア転換期に各国の再教育・支援制度の条件を満たせないケースが少なくありません。
本助成金は、そうした国境を越えて活動してきたダンサーを対象に、引退後の再訓練や新たなキャリア形成を支援することを目的として、毎年提供されています。一般社団法人ダンサーズ・キャリア・サポート(DCS)のIOTPD加盟により、日本国内の活動経歴が、今年から助成資格の対象となりました。
助成額
・年間最大5,000ユーロ(約90万円)
必要性に応じて全額または一部が支給されます
応募資格
以下の条件を満たすプロダンサーが対象です:
- ダンサーとしての活動を終え、他の職業への転身を考えている方
- プロダンサーとして通算8年以上の活動歴がある方
(うち、契約・出演など実際の就業期間が合計3年以上) - 過去3年以内に、プロダンサーとしての就業経験がある方
- IOTPD加盟団体のある国で、プロダンサーとしての活動経験がある方
(※日本での活動経験は対象になります) - IOTPD加盟団体によるキャリア転換助成制度を、現在利用できない方
(※日本には該当する助成制度がないため、日本で活動してきたダンサーは原則対象となります)
※上記の条件に一部当てはまらない、またはご自身が対象になるか分からない場合でも、まずはご相談・ご申請ください。DCSが内容を確認し、申請可否や進め方について個別にご案内します。
応募について
■申請期限
・ご自身で直接申請する場合:2026年3月31日
・DCSサポート付きで申請する場合:2026年3月22日
※DCSによる内容確認・英語申請サポートのため、締切が早くなっています。
応募希望者は以下を満たす必要があります:
・応募資格を満たしていること
・必要書類を添付しオンライン申請を完了すること
・申請書が毎年3月31日までに受理されること
■応募フォーム
・英語でご自身で直接申請する方→ IOTPDの申請フォームより申請
https://www.iotpd.org/copie-de-about
・DCSのサポートを希望する方 → まずはご相談ください
https://forms.gle/Q9vcGttrhPGKjoDt7
受給後の提出物
助成金受給者は、研修終了時に以下を提出する必要があります:
- 取得した卒業証書または修了証のコピー
- 研修体験に関する簡単なレポート
申請に関するご質問・ご相談: info@dancerscareer.jp

